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2009-04-01 (Wed)

 

 



【小説・人間革命】 
- 潮流56 -

2009年4月1日


- 潮流56 -


 山西清子の一家がニカラグアに来た時、メンバーは誰もいなかった。
 しかし、山西の仏法対話で、題目を唱える現地の人が、一人、また、一人と増えていた。
 サンディエゴのコンベンションに参加した翌年の一九七五年(昭和五十年)一月、山西はSGIの結成となる、グアムでの第一回「世界平和会議」に出席した。そこで彼女は、SGI会長となった山本伸一に、誓いの一文を記す。
 「ハワイでのコンベンションには、必ずニカラグアのメンバー五人によるパレードを、ご覧いただけるようにします」
 すると、すぐに伸一から伝言が届いた。
 「了解しました。お元気で。これは実現すれば歴史的な壮挙です。頑張ってください」
 コンベンションへの参加者を一人から五人にする。それは、大きな組織から見れば、ささやかな前進と思えるかもしれない。
 しかし、スイスの哲学者ヒルティが「真に善いことや偉大なことで、最初は小さなところから出発しないものはまれである」(注)と述べているように、世界の広宣流布も、目の前の小さな一歩から始まるのだ。

 


人間革命 2009.04.01.jpg


 


 だから伸一は、五人がコンベンションのパレードに参加することを、「歴史的な壮挙」と言ったのである。

 山西は、ニカラグアに戻ると、知り合った人たちに、懸命に仏法を語った。日常会話程度のスペイン語を駆使しての対話である。
 スペイン語に翻訳された学会の出版物が、大いに役に立った。そして、何よりも、対話した相手が信心をする決め手になったのは、彼女の、ほとばしる確信であった。
 その結果、ニカラグアに支部が結成される七五年五月には、十人を超す人たちが信心に励むようになっていた。それでも支部としては、あまりにも小さな支部である。
 支部婦人部長になった山西は思った。
 “これは、自分の手で大きな支部にしていきなさいという、山本先生のご指導だ。一人立つことから広宣流布は始まるのだ!”

 

 

 

<引用文献>
注 ヒルティ著『眠られぬ夜のために』草間平作・大和邦太郎訳、岩波書店





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