赤文字 ⇒ 本日・昨日 更新     青文字 ⇒ NEW

-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2009-03-27 (Fri)

【小説・人間革命】
- 潮流52 -
2009年3月27日


- 潮流52 -


 水中バレエのメンバーに、キャシー・ペレラニという女子部の地区リーダーがいた。彼女は、水中バレエを演じながら、観覧席の山本伸一に向かって、必死に誓っていた。
 “先生! 私は何があっても負けません。必ず、世界の平和と人びとの幸福に、貢献できる人材に成長していきます!”
 彼女は、オアフ島の西部で、七人兄弟の末っ子として育った。交通も不便な、寂しい場所であった。
 父も母もアルコール依存症で、酒を飲んでは互いに罵り合っていた。そんな両親を見るのがいやだった。暮らしも貧しかった。すべてに嫌気がさし、小学生のころから、不良の仲間に入った。道にたむろするようになり、皆に誘われるまま、非行にも走った。
 キャシー・ペレラニは、子ども心に思った。
 “私には夢なんてない。どうせ、この辺りの誰かと結婚し、子どもを産み、年老いて、死んでいくだけだろう……”


人間革命 2009.03.27.jpg



 十一歳の時だった。母親がメンバーから仏法の話を聞かされた。「幸せになれる宗教だ」と教えられ、母親は信心を始めた。その時、キャシーも母親に言われ、気は進まなかったが、一緒に入信した。一九六八年(昭和四十三年)のことである。
 彼女は、鼓笛隊に入った。唱題すると元気が出た。また、学会活動に励むなかで、人には宿命があり、その転換を教えているのが仏法だということを学んだ。さらに、自分が変われば、周囲も変わっていくことを知った。
 彼女は“人を恨むのではなく、私が変わることだ”と思った。両親のアルコール依存症や貧しさも、自分によって転換できる宿命ととらえ、逃げずに向き合っていった。
 「人間革命」にこそ、環境を変え、崩れざる幸福を築くカギがある。
 母親は、あまり信心に積極的ではなかった。キャシーは両親の幸せを祈り始めた。すると、両親がいがみ合うことが少なくなり、アルコールの量も減った。家計も上向きになっていったのである。

 


 



スポンサーサイト
| 小説・人間革命 | COM(0) | TB(0) |















管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。