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2009-03-25 (Wed)

【小説・人間革命】 
- 潮流50 -

2009年3月25日


- 潮流50 -

 全米総会は、「遥か二百年の未来に」の合唱で幕を閉じた。ビーチを埋めた人たちの組むスクラムが、右に左に大波となって揺れた。生きる喜びを全身で表現し、平和への誓いを込めての熱唱であった。
  午後一時前、総会は終わった。
 引き続いて総会を祝賀する「インターナショナル・ショーと水の祭典」が開催された。
 山本伸一と峯子は、浜辺に設けられた観覧席から、演技を観賞した。
 この祭典のテーマ曲「世界は一つ」(注1)の歌声に合わせて踊る、バレエで幕が開いた。

        世界は一つ
        それは故郷と名づける小さな星
        輝く虹は色とりどりに
        見知らぬ友を招いている
        だから旅に出ようじゃないか
        中国、カナダ、メキシコ……と
        世界は一つなのだから


人間革命 2009.03.25.jpg 


     
 第二代会長・戸田城聖は、一九五二年(昭和二十七年)二月、青年部研究発表会の席上、「地球民族主義」を提唱した。それは、国家や民族など、あらゆる壁を超えて人間は誰もが、同じ地球民族であるとの思想である。

この思想が今、アメリカの青年たちにも受け継がれ、「世界は一つ」という歌声となったのだ。
 戸田の、この主張の根底には、人間は皆、等しく「仏」という尊極無上の生命を具え、人類の幸福を実現するために出現した地涌の菩薩なのだという、仏法の生命哲理がある。
 万人の尊厳と平等を認め合う生命哲理があってこそ、“世界は一つ”という夢を現実のものとすることができるのだ。
 「人類社会の進歩向上への真剣な一歩が踏みだされるとき、そこには必ずその主な原因としての信仰の役割があった」(注2)とは、イタリアの思想家マッツィーニの言葉である。
 仏法という生命の哲理があってこそ、確かなる平和運動の潮流がつくられるのである。

 

 

 

<引用文献>
注1 「世界は一つ」の歌詞は、ブライアン・ポッター作詞「ONE WORLD」(英語)から。
注2 トルストイ著『文読む月日』(北御門二郎訳、筑摩書房)に記されたマッツィーニの言葉。


       


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